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フォルダに「あだ名」をつける(環境変数)

長い場所を一度だけ登録して、どこでも短い名前で呼び出す
このページで説明する操作(あだ名の一覧・登録・日付フォルダ作成)は、Excel アドイン ClearSight が追加する機能です。 環境変数そのもの=「名前と場所」の対応表は Windows の標準機能なので、登録したあだ名はほかのアプリからも使えます。 F1 で開く ClearSight のメニューから使います。はじめての方は ガイドトップ からどうぞ。

これは何?

よく使うフォルダに、短い「あだ名」を一度つけておく機能です。
たとえば、いつも開く共有フォルダの長い場所に %PROJ% という名前をつけておくと、 以後はどこでも %PROJ% と打つだけで同じフォルダを指せます。
Windows がもともと持っている「名前」と「場所」の対応表(環境変数)を、 ClearSight が Excel の表で編集できるようにしたものです。「フォルダのあだ名帳」と考えれば十分です。

何がうれしい?

長いパス入力が消える ファイル走査・フォルダ走査の「フォルダを指定してください」に、長いパスの代わりに %PROJ% と打つだけ(%PROJ%\見積 のようにサブフォルダも可)。
引っ越しに強い フォルダの置き場所が変わっても、あだ名の登録を1か所直すだけで、呼び出しがすべて新しい場所に追従します。
日付フォルダを一発 あだ名のフォルダの下に 2026-07-03_〇〇(今日の日付+名前)を作り、 エクスプローラーで開いてパスもコピーします。
環境変数は、ClearSight の中でもとくに時短効果が大きい機能です。 長いパスの入力やフォルダ探しは毎回発生するぶん、それがまるごと消える効果はいちばん大きく積み上がります。

こんな場面で速くなる

よくある3つの場面で、これまでのやり方が ClearSight でどう変わるかを並べます。

走査のフォルダ指定で、毎回長い共有パスを打つ・貼る
これまで\\server\部門\プロジェクト\2026\… を毎回コピーして貼り付け。打ち間違えると「見つからない」でやり直し。
ClearSight一度 %PROJ% に登録すれば、以後は走査欄に %PROJ% と打つだけ(%PROJ%\見積 のようにサブフォルダも指定可)。
共有フォルダの置き場所が変わって、あちこちの指定が全滅
これまでそのフォルダを指していた箇所を、1つずつ新しいパスに直す。直し漏れが出る。
ClearSightあだ名の登録を1か所直すだけ。%PROJ% を使った呼び出しがすべて新しい場所へ追従します。
案件ごとに「日付+名前」のフォルダを、毎回手作業で作る
これまでエクスプローラーで新規フォルダ → 今日の日付を手打ち → 名前を付ける。日付の書式もそのつどバラつく。
ClearSightF1E4(日付サブフォルダ作成)。あだ名フォルダの下に 2026-07-06_〇〇 を作り、エクスプローラーで開いてパスもコピーします。

あだ名を登録する流れ(4ステップ)

あだ名の登録は、いつも同じ順番です。①いまの一覧を出す → ②新しい行を書き足す → ③反映(登録)する → ④確認する。以下は %PROJ% を例にした4ステップです。上から順にたどれば完了します。

STEP 1 いまの一覧をシートに出す
F1E1E=環境変数の群/1=一覧→シート
F1 で ClearSight のメニューを開き、群のキー E(環境変数)番号 1 の順に押します。「_環境変数」という名前のシートが開き、いま登録されているあだ名が一覧で並びます(各行の「状態」列に「登録済み」と入っています)。
ClearSight 共通の呼び出し方:F1 →〔群のキー〕→〔番号〕。キーを覚えていなくても、F1 のあと envkankyo と打てば候補に出ます。検索欄は日本語入力オフ(英字・ローマ字専用)で、日本語では入力できません。
開いたシートは一覧を出すたびに作り直される下書きです。ここに書いた内容は、STEP 3 の「反映」を実行するまで Windows には登録されません。
STEP 2 新しいあだ名を1行書き足す
一覧のいちばん下の空いている行に、次の2つだけ入力します。
A 列(環境変数) 短い名前。例 PROJ% は付けなくて構いません。登録時に自動で付きます)
B 列(実際のパス) あだ名にしたいフォルダの場所。エクスプローラーのアドレス欄からコピーして貼り付けると確実です
「状態」列(D)は空のままにします。空の行=「まだ登録していない新しい行」の目印で、次の反映ではこの行だけが登録されます。
STEP 3 シートの内容を反映(登録)する
F1E2E=環境変数の群/2=シート→環境変数へ反映
もう一度 F1E2(シート→環境変数へ反映)の順に押します。 「%PROJ%(新規) を登録します。実行しますか?」と確認画面が出るので、内容を確かめて 「はい」 を押します。
確認画面には、これから追加するあだ名が一覧で出ます。見覚えのないものが混じっていないか確かめてから「はい」を押せます。
STEP 4 登録できたか確認して、使う
書き足した行の「状態」列が 「登録済み」 に変われば完了です。 以後は、ファイル走査・フォルダ走査の「フォルダを指定してください」や日付サブフォルダ作成で %PROJ% と打てば、そのフォルダを指します(%PROJ%\見積 のようにサブフォルダも可)。
ClearSight の各機能ではその場ですぐ使えます。エクスプローラーのアドレス欄などほかのアプリでは、いったん閉じて開き直すと反映されます。

登録したあだ名を引っ越す(場所を変える)

あだ名にしたフォルダを別の場所へ移したときは、登録を1か所直すだけで、そのあだ名を使った呼び出しがすべて新しい場所へ追従します。ただし新規登録と1手だけ順番が違います
  1. 一覧を出す(STEP 1 と同じ)
  2. そのあだ名の行の B 列(実際のパス) を新しい場所に書き換える
  3. 同じ行の 「状態」列(D)の「登録済み」を消して空にする(← ここが肝心)
  4. F1E2(シート→環境変数へ反映)→「はい」
なぜ「登録済み」を消すのか:反映は「状態が空の行」だけを登録し直します。「登録済み」のままだと B 列を直しても 「登録する行がありません」 となり、変更されません。状態を空にすることが「この行を新しい内容で登録し直す」合図になります。 上書きすると、変更前のパスは E 列(旧値)に自動で控えられますので、前がどこを指していたかを後から確認できます。

あだ名(%PROJ%)が効く場所

登録したあだ名は Windows の環境変数なので、パスを入れる欄ならどこでも %PROJ% と打つだけで実際のフォルダに展開されます。よく使う3か所:

① ClearSight の走査欄(フォルダを指定してください)
フォルダ:%PROJ%\見積
ファイル走査・フォルダ走査の指定欄に %PROJ% と打てば、その場所を対象にします(%PROJ%\見積 のようにサブフォルダも可)。
② エクスプローラーのアドレスバー
アドレス:%PROJ%\見積
アドレスバーに %PROJ%\… と打って Enter で、そのフォルダへ一発で移動できます。
③ 「名前を付けて保存」「開く」ダイアログのファイル名欄
ファイル名(N):%PROJ%\見積\
保存・開くダイアログのファイル名の欄%PROJ%\… と打って Enter を押すと、その場所へ移動して保存・選択できます。長いパスをたどらずに一発です。
Word・Excel・PDF など、Windows 標準の保存/開くダイアログを使うアプリならどれでも同じように効きます。
⚠️ 新しく登録したあだ名は、登録より前から開いていたアプリ(エクスプローラーや Excel を含む)ではまだ使えません。そのアプリを一度閉じて開き直すと反映されます(ClearSight の走査・日付サブフォルダ作成はその場ですぐ使えます)。

さらに速く:単語登録と組み合わせる

日本語入力(IME)の単語登録(短い読みを長い文字に変換できる機能)と組み合わせると、威力が抜群です。 読み「ぷろ」→ 文字 %PROJ% のように登録しておけば、「ぷろ」と打って変換するだけで %PROJ% が入り、あだ名を打つ手間そのものもほぼゼロになります。
単語登録はどのアプリでも効くので、ClearSight の走査欄はもちろん、エクスプローラーのアドレス欄でも 同じ読みで呼び出せます(どちらも %PROJ% をフォルダの場所へ展開します)。 %PROJ%\ と末尾の \ まで登録しておくと、続けてサブフォルダ名を打つだけで済みます。

4つのメニュー(F1 → E「環境変数」)

どれも F1 →〔群のキー E〕→〔番号〕で呼び出せます。

F1 E 1
環境変数一覧→シート
いま登録されているあだ名を「_環境変数」シートに一覧表示。まずはこれから。
F1 E 2
シート→環境変数へ反映
シートに書き足した新しい名前と場所を、あだ名として登録。登録の前に、追加・上書きする内容の一覧を確認できます。
F1 E 3
チェック行を削除
いらないあだ名は「削除」列にチェックを入れて実行で消去。
F1 E 4
日付サブフォルダ作成
あだ名のフォルダの下に「日付+名前」のフォルダを作成して開く。

「_環境変数」シートの列について

一覧を出すと、シートには次の5列が並びます(見出しは画面のままの名前です)。新しく登録するときに入力するのは A 列と B 列だけで、残りは自動で入ります(場所を変えたいときだけ、上の「引っ越し」で D 列も操作します)。
A 列(環境変数)あだ名(短い名前)。ここに入力します。登録すると %名前% の形に整います。
B 列(実際のパス)フォルダの場所。ここに貼り付けます。
C 列(削除)消したいあだ名にチェックを入れる欄です。
D 列(状態)「登録済み」など、いまの状態が自動で入ります。登録済みのあだ名を登録し直したいときは、この「登録済み」を消してから反映します。
E 列(旧値)すでにあるあだ名を新しい場所へ付け替えたとき、変更前のパスがここに自動で控えられます。前がどこを指していたかを、あとから確かめられます。